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歯科医師国家試験:必修問題の増加を考える

 

111回からは新ガイドラインでは必修問題が現行の70問から80問に変更になります。
80%という高い正答率が必要な必修問題。
受験生の誰もが無関心ではいられないでしょう。
ここでは問題数の増加による影響を考えてみたいと思います。
 

必修問題数の変遷

 第95回歯科医師国家試験から新たに導入された必修問題。
その数は以下のように段階的に増加しています。
・95回〜98回   30問
・99回〜102回  50問
・103回〜110回 70問
・111回〜     80問
 
昔話になりますが、95〜98回の30問時代は、十分な学力を持っているにも関わらず必修のみで不合格となるケースが多発していました。とある大学のトップ3が全員必修で不合格となったような事例もあり、受験生にも、教える立場の私達にも、大きな不安が広がりました。
それ以降、問題数が増える度にこういった事故は少なくなってきています。
もちろん完全にゼロにはなっていませんが、以前の悲惨な状況を考えるとかなりの改善がみられます。
 
 

必修問題数↑=正しい実力判定

 さて、ちょっと極端な例を考えてみます。
「もしも必修が一問だったら?」
その問題を解くための知識をたまたま知っていれば合格、そうで無ければ不合格になります。
こんなイチかバチかの評価はとうぜん正しくありません。
問題の数は少なくなればなるほど、偶発的な結果が多くなってしまうのです。
 
今回の必修問題増加は「受験生の実力を正しく判定する」ものであり、きちんと努力している人にとっては朗報です。
 
厚生労働省は何が何でも落としたがっていると疑心暗鬼になってしまう気持ちはわかりますが、決してそんなことはありません。これまでの変遷を見ていると二日間という限られた時間の中で、最大限適切な判定をするための改訂は確実に実行されてきています。
合格率をこれだけ削減する中で、判定さえも納得がいかないものになってしまったら、もう本当にやってられないですよね。
厚生労働省にとって、着実に合格率を削減していくためには、多くの人が納得できる合格基準が必要です。
 
合格率の低減に関しては現状において抵抗する余地はありません。
しかし「きちんと努力を積み重ね、実力をつければ、正しい評価を得られる」ことは、この厳しい状況において多くの受験生のせめてもの救いになることでしょう。
 
不安を感じる力=リスクへの危機意識
ですから、不安に思うことは決して悪くありません。
ただ「根拠のない不安」は学習効率を下げるだけですから、不安を感じるべきこととそうでないことを正しく理解してくださいね。